Unity 2020.2 リリース

優れたグラフィックスレンダリング

このリリースでは、URP と HDRP に多くの新機能と改善点が追加されています。新しい HDRP テンプレートとサンプルシーンは、ハイエンドなグラフィックスを目指しているプロジェクトの開始点として優れています。

グラフィックスレンダリングに関する Unity 2020.2 の新機能

グラフィックスに関して言えば、ビジュアルを押し出し、プロジェクトに必要なものを直接制御する必要があります。Unity のスクリプタブルレンダーパイプライン(SRP)により、これが提供されます。ユニバーサルレンダーパイプライン(URP)と HD レンダーパイプライン(HDRP)の新機能をご覧ください。

ユニバーサルレンダーパイプライン

現在バージョン 10 のユニバーサルレンダーパイプライン(URP)には、ビルトインレンダーパイプラインとのバランスを向上させる新機能があります。スクリーンスペースアンビエントオクルージョン(SSAO)は、特定の表面の明度と暗度を周囲の表面と環境光ライティングへの露出度に基づいて概算するため、シーンの環境光ライティングのビジュアルクオリティを改善できます。ビルドデータサイズを削減し、使用中でない特定のシェーダーを除去することでロード時間を改善できるようになりました。URP Lit シェーダーでは、詳細マップ、詳細法線マップ、ハイトマップ、パララックスマップなどの追加の表面入力を使用できるようになりました。新しい複雑な Lit シェーダーを通じて、クリアコートマップを使用してカーペイントなどの素材をシミュレートおよび模倣できます。

詳細を見る

HD レンダーパイプライン

HD レンダーパイプライン(HDRP)のバージョン 10 には、ライティングのデバッグを支援するより優れたツールが用意されています。たとえば、ライティングをデバッグする各種ビューモードにより、シーン内のライティングのコンポーネントを分離、視覚化してデバッグできます。デカールシステムの改善点としては、新しいデカールレイヤー機能が挙げられます。これにより、レイヤー別にどのデカールがどのマテリアルに影響を及ぼすかを指定できます。パストレーシングは、フォグの吸収とサブサーフェススキャタリングをサポートし、肌のような有機的なマテリアルを、粗くプラスチックのような見た目ではなく、より滑らかで自然になるように仕上げます。また、HDRP には、高品質な焦点外れによるぼけなどが適用された、パストレーシングされた画像を制作するために、新しい被写界深度モードが追加されています。

ドキュメントを参照

新しい HDRP テンプレート

HDRP の新しいサンプルシーンを利用できます。これは、ハイエンドなグラフィックスを目指しているプロジェクトの開始点として優れています。このテンプレートには、HDRP を使用してリアルなシーンの制作を開始することを支援する、物理演算ベースのライトの強度などの複数のセットアップが含まれています。Unity Hub からダウンロードしてください。

Unity を入手

レイトレーシング(プレビュー)

HDRP のレイトレーシングの改善点として、透き通ったゲームオブジェクト用の一連のフォールバックが挙げられます。これにより、再帰的レンダリングと屈折の有無を問わずビジュアルの一貫性が保たれます。このリリースにより、HDRP が透き通った透過性のあるゲームオブジェクト用の、色付きのレイトレーシングされたシャドウをサポートします。さらに、レイトレーシングされたシャドウのノイズ除去により、より高品質の結果が得られるようになりました。HDRP のレイトレーシングされたリフレクション(RTR)が、透き通ったマテリアルをサポートするようになりました。これは、窓や水などの透き通ったサーフェスで便利です。また、レイトレーシングされたグローバルイルミネーション(RTGI)の品質とパフォーマンスも改善されています。

詳細を見る

今すぐ Unity 2020.2 をダウンロード

上記すべての機能その他に今すぐアクセス。

弊社のウェブサイトは最善のユーザー体験をお届けするためにクッキーを使用しています。詳細については、クッキーポリシーのページをご覧ください。

OK