Unity 2020.2

よりスムーズなエディターワークフロー、更新されたレンダリングツール、全体にわたるパフォーマンスの改善により、自らのビジョンを形にしましょう。

Unity 2020.2

このリリースでは、Unity の既存のツールにさまざまな改善が加えられています。イテレーションとインポートにかかる時間がさらに短縮され、ワークフローはよりスムーズになり、プロジェクトをより簡単に最適化できます。役割や業種を問わず、Unity 2020.2 はインタラクティブなリアルタイム 3D ビジョンをさらに短時間で形にするのを支援します。新機能についての詳細情報と、ご利用開始の際に役立つリソースをお確かめください。

Unity 2020.2 を探る

アーティストとシネマティクス向けのツール

ユーザビリティ、パフォーマンス、安定性に関わるいくつかの更新により、アーティストとして Unity を使用する作業全体にわたる体験を改善します。また、Unity 2020.2 にはシェーダーグラフ、Visual Effect Graph、Unity の 2D ツールスイートの新しいオプションのほか、シネマティクスやその他ビデオおよび映像コンテンツ制作用の改善されたツールが用意されています。

プログラマー向けツール

Unity 2020.2 で高パフォーマンスのコードを短時間で記述。プログラマー向けの改善された新しいツールによりイテレーションを高速化し、高いパフォーマンスを発揮するようプロジェクトを最適化するのを支援します。注目すべき改善点としては、コンパイルにかかる時間の短縮、C#8 のサポート、更新されたプロファイリングツール、全体にわたるパフォーマンスの大幅な最適化などが挙げられます。

エディターとチームのワークフロー

イテレーションとインポートにかかる時間を短縮し、ニーズに合わせてエディターをカスタマイズするさまざまな方法をお試しいただけます。Unity 2020.2 なら、最適化されたエディターのワークフロー、より優れたパフォーマンス、新しいテンプレートにより、生産性をさらに高めます。また、UI ツールキットが完全に統合されたコア機能としてエディターに追加されました。

プラットフォーム

あらゆるプラットフォーム(拡張現実、バーチャルリアリティ、モバイル、ウェブ、デスクトップ、またはコンソール)向けの体験を構築する方のための、開発プロセスをよりスムーズにする新機能と機能改善が盛り込まれています。

グラフィックスレンダリング

Unity 2020.2 のグラフィックスについては、引き続きクオリティオブライフ(QOL)の修正とパフォーマンスに注力します。Unity のレンダリングパイプライン(ユニバーサルレンダーパイプライン(URP)と HD レンダーパイプライン(HDRP))は成熟しており、より幅広いシナリオで使用できます。

プリプロダクションが完了している場合は、Unity LTS の使用をご検討ください。

制作を特定のバージョンの Unity に固定することで安定性を最大化したい場合は、Unity の長期サポート(LTS)バージョンの使用をお勧めします。Unity 2019.3 と同じ機能が搭載された最新の LTS リリース、Unity 2019.4 LTS をご利用いただけるようになりました。

Unity 2020.3 LTS は Unity 2021.1 と同時期の 2021 年春にリリース予定です。

よくある質問

Unity 2020 LTS はいつ公開されますか?

Unity 2020.3 LTS は、Unity 2021.1 とほぼ同時期の 2021 年春にリリース予定です。

TECH ストリームリリースとは何ですか?

TECH ストリームリリースは、Unity の最新の機能を利用したい開発者向けです。2019 TECH ストリームには、2019.1、2019.2 および 2019.3 の 3 つのリリースがあります。次の TECH リリースが公式に公開されるまで、現在の TECH ストリームのリリースに対するアップデートやバグ修正を週 1 回の頻度で提供します。公開後はその次のリリースでも同じサイクルが繰り返されます。

LTS リリースとは何ですか?

今年最後の TECH ストリームのリリースは長期サポート(LTS)リリースとなり、以後 2 年間は、バグ修正を含む隔週での継続的なサポートを受けられます。バージョン番号については、その年の TECH ストリームの最終リリースの番号に 1 を足し、「LTS」を付けます(たとえば、TECH ストリームのリリースが 2018.3 の場合は、2018.4 LTS になります)。

LTS リリースでは、基となる TECH ストリームリリースとは違い、新機能や API の重大な変更は含まれません。LTS リリースのアップデートでは、クラッシュやリグレッション、コミュニティの広範囲に影響を及ぼす問題、コンソール機向け SDK/XDK の問題のほか、多くのプロジェクトのリリースを妨げるような重要な問題に対応します。

LTS ストリームは、長期間にわたって最も安定したバージョンでゲームやアプリを開発および配信し、そのバージョンを使い続けることを希望する開発者向けです。

私のプロジェクトではどのバージョンがお勧めですか?

制作中またはリリース間近の場合は、最新の LTS リリースをお勧めします。プロジェクトで Unity の最新の機能を使用したい方や、制作を始めたばかりの方には、TECH ストリームをお勧めします。

プレビューパッケージと検証済みパッケージの違いは何ですか?

プレビューパッケージは、現在開発中の新機能や改善された機能への早期アクセスを提供します。ただし、これらの利用は制作中のプロジェクトでは推奨されません。進化の途上にあるため、バグが残っている可能性があるからです。機能と API はまだ変更される可能性があり、後方互換性は保証されません。

検証済みパッケージは追加のテストを受けており、特定のバージョンの Unity およびそのバージョンで検証済みのその他すべてのパッケージで機能するよう検証されています。検証済みパッケージは、検証が行われた対象の Unity バージョンと同じ範囲内でサポートされます。つまり、少なくとも検証対象のバージョンがサポートされている間は、互換性に影響する変更が発生しないアップデートと、バグ修正が提供されます。現在のパッケージのステータスとライフサイクルに関する詳しい説明については、Unity のドキュメントをご覧ください。

アルファ版とベータ版リリースの内容と入手方法を教えてください。

アルファ版は、Unity の新しい TECH ストリームバージョンの最初の公開リリースです。アルファのフェーズでは、最終リリースの一部として予定されているすべての新機能を徐々に追加しています。同時に、機能を初めて集合的にテストしています。TECH ストリームバージョンがアルファ版の間、機能の完全性が確保されるまで、新機能のアップデートを毎週リリースします。よって、機能が完全であり、安定性確保のための更新のみが行われるベータ版リリースよりも、アルファ版の方が安定性のリスクは高くなります。アルファ版とベータ版では、新機能を利用してフォーラムやバグレポートを介してフィードバックを提供することで、開発プロセスに影響を与える機会が得られます。

これらの早い段階のリリースでは機能の安定性に問題がある可能性があるため、制作中のプロジェクトでの利用はお勧めしません。また、アルファ版またはベータ版でプロジェクトを開く前に、プロジェクトのバックアップを取っておかれることを強くお勧めします。

アルファ版とベータ版は全ユーザーにご利用いただけます。サインアップは不要です。利用を開始するには、Unity Hub からダウンロードしてください。

さらに多くの新機能への早期アクセスをご希望ですか?

弊社のウェブサイトは最善のユーザー体験をお届けするためにクッキーを使用しています。詳細については、クッキーポリシーのページをご覧ください。

OK