Unity リリース

2021.1 TECH ストリームのコーディングワークフローのためのその他の機能

コーディング体験を合理化し、最適化された高いパフォーマンスを発揮するゲームを自信を持って制作するのに役立つ、Unity の 2021.1 TECH ストリームリリースに含まれている内容をご覧ください。

プログラマー向けの 2021.1 TECH ストリーム

TECH ストリームリリースは、最先端のテクノロジーを学ぶために開発中の機能に挑戦することを重視するクリエイター向けのリリースです。このリリースは Unity Editor の安定性と堅牢性を高めることに重点を置き、グラフィックスパッケージのコアエディター統合、ビジュアルスクリプティング、Device Simulator、追加のワークフローの改善が含まれています。

コーディングワークフローを改善するためのその他の機能

2021.1 のコーティング体験を合理化するシステム内部での機能強化。

Version Defines による複数バージョンのサポート

Version Defines を活用して最新の API 機能にアクセスすることで、古いバージョンの Unity とその API との後方互換をすべて単一のコードベース内で確保できます。

正確な時間ベースの機能を構築

Time.timeAsDouble には多数の AsDouble プロパティが導入されており、プロジェクトで倍精度の時間を使用できます。これは、専用ゲームサーバーなど、長時間実行されるアプリケーションを構築しているクリエイターにとって特に有益です。

正しいコードがテストされるようにする

Unity の Code Coverage パッケージを Test Runner と併用して、HTML 形式の詳細レポートで現在のテストスイートで見逃されている領域を探すなど、プロジェクトのコードのテストカバレッジをチェックできます。

複数のプレイヤーのプロファイリングをサポート

1 台のマシンで複数のプレイヤーインスタンスを実行し、特定のインスタンスに Unity プロファイラーを接続して、そのインスタンスが発揮しているパフォーマンスの詳細を把握することで、少ない台数のハードウェアでより生産性を高めます。

Device Simulator でさまざまなプラットフォームをテスト

制作したゲームがさまざまなモバイル端末でどのように表示されるかを確認します。Device Simulator が Unity のメインインストールの一部としてインストールされるようになりました。

ビジュアルスクリプティングでロジックを作成

ドラッグアンドドロップ式の視覚的なグラフによってコードを補完し、プロトタイピングとイテレーションを高速化します。また、ビジュアルスクリプティングは、既存のスクリプトをもっと簡単に使えるようにして、プログラマー以外の他のメンバーが使用するためのツールを作成する方法としても優れています。

改善された UnityLinker により、よりサイズが小さくなり高速になった実行ファイル

UnityLinker の機能強化により、メソッド本文のストリッピング、C# リフレクションの検出、デリゲートストリッピングが改善されたことで、ストリップされたアセンブリが IL2CPP によって C++ に変換されるのにかかる時間が短縮され、実行ファイルのサイズが小さくなりました。

より優れたプロジェクト変換のための IL2CPP の最適化

このバージョンの Unity には、IL2CPP による変換と基盤となる C++ コンパイル全体を通して、小さな最適化のコレクションが多数盛り込まれており、ビルド時間とプロジェクト変換が改善されています。

包括的なメモリプロファイリング

Unity プロファイラーのメモリプロファイリングパッケージが更新され、多次元配列を含め、すべての関連データが管理対象のデータ型に対して確実に報告されるようになったほか、テクスチャーやメッシュメモリのレポートが改善されました。

2021.1 TECH ストリームリリースの詳細を見る

リリースをさらに掘り下げる方法を紹介します。

2020.1 TECH ストリームウェビナー

こちらのウェビナーに参加し、次のプロジェクトに向けて最先端のテクノロジーを学ぶために、Unity の最新リリースに含まれている開発中の機能に挑戦することを重視するクリエイター向けの主な機能を確認してください。

見事なビジュアルを制作

最初のピクセルからプレイヤーを引き込む、美しいグラフィックスを制作するために最適化されたワークフローの詳細をご覧ください。

適切なリリースを選択

Unity では TECH ストリームと長期サポート(LTS)の 2 つの異なるリリースバージョンを提供しています。ニーズに合ったソリューションを選択できるように、各リリースの強みをご確認ください。

よくあるご質問

私のプロジェクトではどのバージョンがお勧めですか?

制作中またはローンチ間近の場合は、LTS リリースをお勧めします。プロジェクトで Unity の最新の機能を使用したい方や、制作を始めたばかりの方には、TECH ストリームをお勧めします。各リリースの詳細については、こちらで確認してください。

TECH ストリームリリースとは何ですか?

このリリースは、次のプロジェクトに向けて最先端のテクノロジーを学ぶために、開発中の機能に挑戦することを重視するクリエイター向けのリリースです。このバージョンは主に、開発のプリプロダクションフェーズ、発見フェーズ、プロトタイピングフェーズでの使用が推奨されます。各リリースの詳細については、こちらで確認してください。

LTS リリースとは何ですか?

次のプロジェクトのために、最大の安定性とサポートを重視するクリエイター向けのリリースです。これは Unity のデフォルトのリリースであり、開発のプリプロダクションフェーズを経て、制作を特定のバージョンの Unity に固定しようとしているクリエイターに主に推奨されます。 

各リリースの詳細については、こちらで確認してください。

検証済みパッケージとリリース版パッケージの違いは何ですか?

パッケージの準備状況やリリース予定日をより明確にし、より高い品質のパッケージを提供する取り組み、および皆さんからいただいたフィードバックへの直接的な回答として、Unity ではパッケージをラベル付けするプロセスをより厳格にし、新しい分類システムを作成しました。詳細については、こちらで確認してください。

アルファ版とベータ版リリースにアクセスする方法を教えてください。

アルファ版とベータ版は全ユーザーにご利用いただけます。サインアップは不要です。利用を開始するには、Unity Hub からダウンロードしてください。これらの早い段階のリリースでは機能の安定性に問題がある可能性があるため、制作中のプロジェクトでの利用はお勧めしません。また、アルファ版またはベータ版でプロジェクトを開く前に、プロジェクトのバックアップを取っておかれることを強くお勧めします。

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