Unity リリース

コーディングワークフローを改善するための 2020 LTS の機能

Unity 2020 長期サポート(LTS)リリースに含まれる最新機能を利用して、高いパフォーマンスを発揮する最適化されたゲームを自信を持って制作しましょう。

プログラマー向けの 2020 LTS リリース

LTS リリースは、最大の安定性とサポートを重視するクリエイター向けのリリースです。2020 年に Unity が追加した機能と改善点を 1 つのインストールにまとめています。2020 LTS には、コーディング体験を合理化するためのアップグレード、改善されたテストとプロファイリングなどが含まれています。

コーディング体験を改善する追加機能

2020 LTS は、よりスムーズなワークフローでより多くのことをより短い時間で達成するのを支援します。

決定論的コンパイル

再コンパイルされるのを待つのではなく、ゲームロジックのイテレーションに注力しましょう。決定論的コンパイルは、アセンブリ定義の参照の不要な再コンパイルを回避できる、新しいオプションです。

改良された Time.deltaTime

すべてのプラットフォーム、ビルド、ゲームジャンルにわたって一貫した結果を生み出す機能強化により、よりスムーズなゲームプレイを実現します。このオーバーホールにより、期待されるゲーム機能の品質が高まります。 

 

Roslyn アナライザー

Unity が Visual Studio の Roslyn アナライザーと連動するようになりました。コードが必要な基準を満たしていることを確認することで、より高品質のコードベースを提供します。Roslyn アナライザーは複数の重大度レベルを出力し、問題に優先順位を付ける際にさらに柔軟性をもたらします。

ルート名前空間

Unity のアセンブリ定義インスペクター内に Root Namespace の設定が公開され、ルート名前空間に適切な名前を付けることで、コードをより効率的に整理できるようになりました。これにより、記述する必要があるコードの量がさらに削減されます。

設定可能な Enter Play Mode

ドメイン(スクリプトの状態のリセット)とシーンの再ロードは、再生モードが期待どおりに開始されるようにするのに役立つ便利なプロセスですが、実行には時間がかかります。いずれか一方または両方を無効にして、イテレーションを高速化できるようになりました。

新しいデバッグモード

より効果的にデバッグするのに役立つ新しいワークフローにより、接続された外部の C# デバッガーを使用するデバッグモードとリリースモードを、デバッグしていないときの C# のパフォーマンスを改善する目的で、Unity を再起動することなく切り替えることができるようになりました。

ビルドのコンパイル時間の短縮

プレイヤーのビルド時間が大幅に削減されました。マルチスレッディングのおかげで、.NET アセンブリから C++ への IL2CPP による変換プロセスが高速になりました。限定的な変更を加えた場合などの特定のケースでは、このプロセスは完全にスキップされます。

より多くの可能性をもたらす 2D 物理演算と 2D グラフィックス

力を加えたときの Rigidbody2D の XY 平面の Position Constraint の結果がより安定し、実行時のコストがほぼゼロになります。Edge Collider 2D などを使用して、オーバーラップしている連続するエッジの検出をより細かく制御できます。

エディターのコルーチン

ランタイムスクリプティングでのコルーチンの動作と同じような方法で、エディター内でメソッドを実行します。

 

2020 LTS リリースの詳細を見る

最大の安定性とサポートを重視するクリエイターのためのリリースについて説明する追加リソースを紹介します。

2020 長期サポート(LTS)ウェビナー

こちらのウェビナーに参加して、Unity の最新の LTS リリースに含まれる主な機能の詳細をご覧ください。

見事なビジュアルを制作

最初のピクセルからプレイヤーを引き込む、美しいグラフィックスを制作するために最適化されたワークフローの詳細をご覧ください。

適切なリリースを選択

Unity では TECH ストリームと LTS の 2 つの異なるリリースバージョンを提供しています。ニーズに合ったソリューションを選択できるように、各リリースの強みをご確認ください。

よくあるご質問

私のプロジェクトではどのバージョンがお勧めですか?

制作中またはローンチ間近の場合は、最新の LTS リリースをお勧めします。プロジェクトで Unity の最新の機能を使用したい方や、制作を始めたばかりの方には、TECH ストリームをお勧めします。各リリースの詳細については、こちらで確認してください。

TECH ストリームリリースとは何ですか?

このリリースは、次のプロジェクトに向けて最先端のテクノロジーを学ぶために、開発中の機能に挑戦することを重視するクリエイター向けのリリースです。このバージョンは主に、開発のプリプロダクションフェーズ、発見フェーズ、プロトタイピングフェーズでの使用が推奨されます。各リリースの詳細については、こちらで確認してください。

LTS リリースとは何ですか?

次のプロジェクトのために、最大の安定性とサポートを重視するクリエイター向けのリリースです。これは Unity のデフォルトのリリースであり、開発のプリプロダクションフェーズを経て、制作を特定のバージョンの Unity に固定しようとしているクリエイターに主に推奨されます。 

各リリースの詳細については、こちらで確認してください。

検証済みパッケージとリリース版パッケージの違いは何ですか?

パッケージの準備状況やリリース予定日をより明確にし、より高い品質のパッケージを提供する取り組み、および皆さんからいただいたフィードバックへの直接的な回答として、Unity ではパッケージをラベル付けするプロセスをより厳格にし、パッケージの新しい分類システムを作成しました。詳細については、こちらで確認してください。

アルファ版とベータ版リリースにアクセスする方法を教えてください。

Unity のアルファ版とベータ版リリースは両方ともどなたでもご利用いただけます。利用を開始するには、Unity Hub からダウンロードしてください。これらの早い段階のリリースでは機能の安定性に問題がある可能性があるため、制作中のプロジェクトでの利用はお勧めしません。また、アルファ版またはベータ版でプロジェクトを開く前に、プロジェクトのバックアップを取っておかれることを強くお勧めします。

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