LihuhuがUnity LevelPlayでインストール数を6倍に増加させ、ARPDAUを改善した方法

Lihuhu Gamesは、シンガポールを拠点して2015年に創設されました。Match Triple 3DやTile Triple 3D、そしてWooden 100 BlockなどのパズルゲームをAndroidとiOS向けに開発しています。
LihuhuがUnity LevelPlayで提供しているツールを利用して、マネタイズにおけるA/Bテストや、ユーザー獲得におけるROASオプティマイザーにより、グロースの循環を創出し、アプリポートフォリオ全体に渡ってインストール数やARPDAUを向上させた方法についてご紹介します。
Unityメディエーションのツールを活用
アプリ収益化とユーザー獲得を持続的にスケールするために、Lihuhuはポートフォリオ全体のパフォーマンスを改善しながら、時間とリソースを節約できる包括的ながらも簡単に使えるツールを必要としていました。このような目標を達成するには、マネタイズとユーザー獲得の両方で、Unity LevelPlayで提供されているツールを活用することが最善であると分かっていました。つまり、収益を増やすことによってユーザー獲得時の出稿単価を上げ、最終的に ROASを向上させることができると考えました。
A/Bテストツールを使ってARPDAUをブースト
従来は収益化戦略を適用する際に事前にテストすることがなかったため、アプリに変更を加える際には常に細心の注意を払う必要がありました。適用しようとしている変更がパフォーマンスへ悪影響を与えないことを確認するために多くの時間を費やしていたのです。しかし、統計的な信頼をもとに素早く判断を下せる方法が必要だと感じていました。
"そこでLevelPlayのA/Bテストツールを利用することにしました。設定がとても簡単だっただけでなく、従来と比べより頻繁にそして効率的に収益化戦略の検証をすることができました。"
はじめに、アプリ内ビディングの効果に興味があったので、それまで使っていた非ビディングのウォーターフォールとビディングを含むハイブリッドウォーターフォールのパフォーマンスを比較するビディングテストを設定しました。この1回目のテストを通じて、ビディングが収益化戦略を著しく改善したことが分かりました。今では、ビディングのパフォーマンスを確認したいと思ったときにいつもテストを実施しており、そのおかげでパフォーマンス変動の要因を常に把握できています。
また、収益化スタックに新たなビディングネットワークを追加することも実験しました。LevelPlayの担当者による追加すべきネットワークの提案を参考にして、メディエーション設定画面ページのテストグループに新しいビッダーを追加したのですが、わずか数ステップで設定を完了することができました。eCPMやARPDEU 、そして収益など重要なKPIに関して高い透明性があるので、各テストの潜在的なアドバンテージやリスクを分析して、的確な判断をすることができました。こちらは実施したA/Bテストの例です:
とあるゲームにて新しいネットワークのインタースティシャル広告をテストしたことによって、ARPDAUが5%上昇し、エンゲージメントレートも改善しました。

別のゲームにて新しいネットワークのインタースティシャルをテストしたことによって、ARPDAUが7%上昇しました。

"テストを重ねるたびにARPDAUは更に上昇していきました。マネタイズ面で安定的にARPDAUが上昇していったので、ユーザー獲得戦略に投資できるリソースが増加しました。"
テストを重ねるたびにARPDAUは更に上昇していきました。マネタイズ面で安定的にARPDAUが上昇していったので、ユーザー獲得戦略に投資できるリソースが増加しました。
そんなときに、UnityがROASオプティマイザーを提案してくれました。
ironSourceのROASオプティマイザーを使ってインストールが6倍に増加
従来まではユーザー獲得キャンペーンのパフォーマンスを高めるために、開始時に高めの単価を設定して、その後実際のROASに応じて単価を調整していました。しかし、感覚的に高めの単価を設定しているだけではキャンペーンのスケールを制限してまうだけでなく、ROASやリテンションの低下を招き、獲得ユーザーのクオリティについても確信が持てていませんでした。また、配信面ごとにデータを分析し、単価を調整するのはとても多くのリソースと時間を必要としていました。
このような理由から、私たちはironSourceのROASオプティマイザーを使うことに興味を持ちました。なぜなら、このツールはアプリ内課金とインプレッションレベルの収益を合算したROAS目標をもとにキャンペーンを自動最適化してくれるツールだからです。
ROAS目標を設定するだけで、ironSourceのROASオプティマイザーは配信面ごとの単価を、自動的に、定期的に、迅速に最適化してくれます。そのおかげで、常に最適な単価でユーザーを獲得し、KPIの達成を保証してくれます。加えて、ironSourceの担当者は適切なtROAS目標の設定についてもサポートしてくれました。
9月にROASオプティマイザーによる運用を開始して以来、弊社ゲームタイトル全体でインストール数が6倍に増加しました。

Unityチームは献身的で情熱に溢れており、マーケットインサイトの提供や改善提案を高く評価しています。今後もユーザー獲得キャンペーンとマネタイズのパフォーマンスを一緒に改善していけることを楽しみにしています。