Unity for Humanity Summit ハイライト:リアルタイム 3D でより良い世界を描く

本日、Unity は第 2 回目となる「Unity for Humanity Summit」を開催しました。サミットには、創造性を駆使してより良い未来を想像しようとする革新的なチェンジメーカーたちが集まりました。今年のイベントは、80 人以上のクリエイターと 100 を超えるプロジェクトがスピーキングセッション、ネットワーキングイベント、チェンジメーカーのショーケースに分かれてそれぞれセッションを行い、加えて重要な領域として「環境と持続可能性」、「教育と包摂的な経済機会」、「デジタルヘルスとウェルビーイング」にもそれぞれ焦点を当てた、盛りだくさんの内容となりました。
サミットにご登録された方は、登録時の認証情報を使ってサインインすると、11 月 7 日までセッションの録画を見ることができます。ご登録されていない方も、11 月 1 日から Unity の YouTube チャンネルで録画をご覧いただけます。イベントのハイライトと、Unity Social Impact の今後の展望については、ウェブサイトをご覧ください。
Unity for Humanity プログラムは、社会に良い影響を与えようするクリエイターの意気を高め、力づけることを目的としています。本日の基調講演では、「Unity for Humanity 2022 Grant」を発表するとともに、アーティスト、俳優、活動家として高い評価を受けている Common とのパートナーシップにより創設された「Imagine 助成金」を紹介しました。助成金のテーマは、Common の最新シングル『Imagine』に着想を得たものです。この助成金は、最も「より良い世界を想像する(imagines a better world)」プロジェクトに授与されます。
Unity for Humanity 助成金と Imagine 助成金への申請は、2021 年 12 月 3 日まで受け付けています。合計で 50 万米ドルの助成金を提供します。1 つのプロジェクトで Imagine 助成金と Unity for Humanity 2022 助成金の両方を受け取ることはできませんが、同じ申請書で両方の助成金を申請することができます。
助成金への申請は、すべて以下の基準で評価されます。
ビジョン:プロジェクトには、人間に対する強い思いやりが反映されているか。プロジェクトのビジョンが明確で、独自の視点を表現しているか。
包摂性:プロジェクトおよびチームの人口統計学的な多様性* があるか。プロジェクトは、それが代表する、または奉仕するコミュニティおよび聴衆と自然なつながりを持っているか。
影響:プロジェクトには、UN 17 持続可能な開発目標に沿った、社会に明確な影響を与えるような目標、あるいは行動の呼びかけがあるか。アプリケーションに影響を与える計画が含まれているか。
実行可能性:制作、財務、影響の与え方に関するマイルストーンは達成可能か。スコープは現実的な範囲に収まっているか。
Imagine 助成金の対象者は、Unity for Humanity 助成金の一般的な評価基準に加えて、以下の基準を用いて選出されます。
人類のポジティブな未来: プロジェクトは、包摂的、変革的、あるいはポジティブな、人類の未来の力強いイメージを与えるものであるか。
現実世界の問題に基づいていること:より良い未来を想像する一方で、プロジェクトは現実の問題に基づいているか。たとえば、気候変動、人権侵害、経済格差、機会損失など。
変化へのインスピレーション:プロジェクトは、視聴者に前向きな変化や行動を促す可能性があるか。
想像力:プロジェクトは、より良い世界を描くためのストーリーやアプローチにおいて、独自性、深み、想像力を発揮しているか。
動機:チームは、アプリケーションで表現されている未来の世界を創造するための強い動機を明確にしているか。
詳細は、Unity for Humanity プログラムのウェブサイトと、両助成金の機会をご覧ください。

Imagine 助成金は、Common とのパートナーシップを構成する要素の 1 つに過ぎません。また、Common が提携しているシカゴの学校、アート・イン・モーション(AIM)にも資金を提供しています。AIM は、中高生を対象とした個別学習と没入型芸術に関する教育を提供しています。この助成金により、より多くの学生がリアルタイム 3D 技術を使ってストーリーを語り、変化を生み出すことができるようになります。これは、Unity が社会に影響を与える活動の中心的かつ長期的な柱となるものです。
Unity を学んだり教えたりすることに興味のある方は、Unity Learn をご覧ください。無料のコースやガイド付きの認定試験向けコースなどが用意されています。教育関係者および非営利団体は、Education Grant ライセンスを申請することで、2D、3D、AR、および VR での制作方法を学生に教えるためのツールやリソースにアクセスできます。また、学生の方は、専用のカリキュラム、アセット、製品ライセンスへのアクセスを提供する Student プランで制作活動を始めることができます。

私たちは、変革者を支援し、教育を強化し、包摂的な経済機会を促進するというコミットメントに加えて、地球市民としての役割と、持続可能性に関する断固とした行動の必要性を認識しています。
そんな思いから、本日、Unity がネットゼロであることを発表しました。つまり、高品質のオフセットを購入することで、温室効果ガスの排出量相殺を今すぐ実行するということです。2020 年の温室効果ガス(GHG)排出量のベースラインインベントリを実施した結果、Unity は年間 38,400 トンの炭素を排出していることが判明しました。これは乗用車 8,400 台が 1 年間走った時の排出量に相当します。この結果に基づき、私たちは科学に基づいた目標を設定することにしました。ネットゼロの目標を達成するために、3 つのステップによるアプローチを採用します。
- オフセット:カーボンオフセットにより、即時炭素排出量のネットゼロを達成します。2020 年の排出量の算出結果から、約 50 万米ドルを地域コミュニティにコベネフィットをもたらす高品質なオフセットに投資します。
- 再設計:次に、Unity の施設に再生可能エネルギーを調達することで二酸化炭素排出量を削減し、購入するものすべてが可能な限り持続可能性に寄与するものになるよう、調達方針を再設計しています。今後も施設のエネルギー効率を上げるプロジェクトを実施し、可能な限り認証済みの IT 機器を調達していきます。
- 歩み寄り:最後に、私たちは世界に対してより良いものを要求し、新しい業界標準を設定しているグループに資金を提供し、連携し、パートナーとなる取り組みを推進します。
これは、私たちが地球を守るために具体的な行動を起こすという、長期的な義務の始まりに過ぎないと認識しています。詳しくは、最新のプレスリリースをご覧ください。

会社として二酸化炭素排出量を削減するための努力をすることはもちろんですが、それに加えて、Unity はリアルタイム 3D(RT3D)に実世界において二酸化炭素削減を大規模に推進するための変革を起こす可能性を見出しています。私たちは毎日、効率を上げる技術を新しく開発し、環境への悪影響を軽減し、世界を気候変動に負けない未来に導くために備えておくために、クリエイターたちが日々イノベーションを起こしている様子を目にしています。今年の 4 月には、国連環境計画、Project Drawdown と協力して、Unity for Humanity Environment and Sustainability 助成金を立ち上げ、RT3D を使ってより持続可能な未来を実現しようとしているクリエイターの支援を行いました。この助成金の対象者は以下の通りです。
- Powers of X:地球の気候変動に対する人類の影響について認識を深め、高校生に行動を促すために作られた VR 体験。
- District 64:体系的に行われる不正に挑み、都市部での石油掘削が疎外されたコミュニティの健康に及ぼす重大な影響を明らかにする VR ストーリーテリング体験。
- Origen:先住民族のコミュニティが耐え忍んできた神聖な領域の破壊にスポットを当て、土地との関係を通して人間の生活を理解する古代のやり方に焦点を当てたインタラクティブな没入型体験。
こちらの Unity for Humanity Summit のセッション録画で、助成金の対象者について詳しくご紹介しています。今後のアップデートにもご期待ください。
今年の Unity for Humanity Summit に参加された皆さんに改めて感謝申し上げます。皆さんが次にどんな作品を作るのか、楽しみにしています。Social Impact のメーリングリストに登録して、今後のアップデートやイベント情報を入手してください。
*人口統計学的な多様性:ここでは、テーマの多様性、地理的条件、制作者の経歴や経験、媒体などの多様性を指す。
