Case studies
BrainiumがironSourceのAd Qualityを使ってユーザーからのクレームを削減しながら収益を増やした方法
Feb 10, 2022
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2008年に創設されたBrainiumは、カードゲームとパズルゲームを中心に開発している独立系モバイルゲームスタジオです。

この記事では、Brainiumの広告クオリティおよび収益化マネージャーであるRyan Moloney氏が、ironSourceのAd Qualityを使って収益のグロースを維持しながらゲームの広告体験を改善した方法を紹介してくれます。

長期的なプレイヤーの満足度構築

“私たちはパズルゲームと共にソリティアや数独、そして麻雀などのゲームを開発していますが、こういったカテゴリーは比較的CPIが高い競争の激しい分野です。こういった理由から、私たちは必要なCPIを支払い続け、持続可能なグロースと収益性のために、リテンションを最大化することにフォーカスしています。

アプリ内広告は私たちの収益化戦略における重要な一部なので、ユーザー離脱を引き起こす可能性がある質の低い広告主を取り除くことが、長期的なリテンションを支える極めて重要な要素です。そういった理由から私たちはironSourceのAd Qualityを使い始めたのですが、このソリューションを利用したことによって、ゲーム内で表示されている広告のモニタリングや、良くないユーザー体験(UX)に対するフラグ立て、そして有害な広告主のブロックなどが可能になりました。

また、ironSourceのAd Qualityは、すべてのメディエーションプラットフォームに横断的に機能可能な唯一のツールでもあります。私たちはアプリ全体で複数のメディエーションパートナーと連携しているので、これは重要なことでした。

完全な透明性に基づいたユーザー離脱の減少

Ad Qualityは、良くない広告コンテンツを取り除くための視認性と機能を提供することによって、途轍もない価値をもたらしてくれました。私たちはクリエイティブに関する概要データを利用して、良くないUXパターンを持つクリエイティブを詳細にトラッキングすることができました。例えば、Ad Qualityのプラットフォームは、ある広告主が異常に高いCPIと偶発的なクリックを生み出した際に自動的にフラグを立ててくれますが、これは自動クリックや自動リダイレクトなど芳しくないUXの兆候でした。

また、特定の広告主とクリエイティブをより綿密にレビューしてブロックする必要があるかどうかを判断するために、一部クリエイティブの増加に関連した離脱率も確認できました。

年間を通じてこういった機能を利用したことによって、アプリストアにおけるネガティブな評価とユーザーからのクレームが大幅に減りました。このことはASOとオーガニックインストールをサポートしてくれただけでなく、不満を持ったユーザーへの対処と問題の特定にかかっていた時間も低減してくれました。

"Ad Qualityのおかげで年間を通じて収益を10%増やしながら、ゲーム内で広告を表示している問題のあるコンテンツや良くないUXパターンを持った約30個のアプリとURLをブロックできました"

- Ryan Moloney氏、Brainium広告クオリティおよび収益化マネージャー

Ad Qualityのおかげで年間を通じて収益を10%増やしながら、ゲーム内で広告を表示している問題のあるコンテンツや良くないUXパターンを持った約30個のアプリとURLをブロックできました。これはAd Qualityが私たちにとって最も重要なデータであるリテンションとユーザーの満足度の達成をサポートしてくれる効果的なツールであったと言えます。

ironSourceとの協力と今後の計画

ironSourceのAd Qualityのチームの方々は誰もが素晴らしい人材でした。誰もが私たちの質問や懸念を真剣に受け止めて対応してくれたことに本当に感謝しています。

私たちはAd Qualityの他の機能も利用できることを楽しみにしています。具体的には、クリエイティブのレベルで収益をトラッキングできる独自の機能に期待しています。

また、今年の後半にリリースされる予定の更なるレポート機能も楽しみにしています。これまでの関係性を踏まえれば、Ad Qualityのチームはこれからも私たちからのフィードバックに基づいて具体的なニーズに対応してくれると思います。"