Hero background image
Unity 2020.1 release
プログラマー向けツール
改良されたプロファイリングツールを使って、より明確かつ正確な方法でパフォーマンスデータを入手しましょう。新しいスクリプティング機能とテスト機能により、コーディングのワークフローと生産性を改善できます。  

2020.1 の新機能

Unity 2020.1 のプログラマーに関連する主なアップデートの一部を紹介します。完全な詳細については、リリースノートを確認してください。

Unity プロファイラー
プロファイリングツールの改善

Unity 2020.1 で追加されたプロファイリングツールの改善点の 1 つとして、特にローエンドの Android デバイスにおいて、Player への Profiler の接続がより安定するようになりました。

C# Profiler API のメタデータのサポートにより、Profiler で明らかにできるパラメーターを定義できます。これにより、データからより多くのコンテキストが得られ、パフォーマンスに影響を及ぼしている要因をより把握できます。

Memory Profiler のプレビューパッケージにおけるキャプチャー時のメモリオーバーヘッドとキャプチャーにかかる時間を大幅に削減しました。

2020.1 より、Recorder API を通じて GPU プロファイルデータにアクセスできます。Sampler API を使用してデータを収集し、独自のランタイムパフォーマンスの「Stats」オーバーレイで視覚化します。

Unity スタンドアロンプロファイラー
スタンドアロンアプリとしての Profiler とフローイベントの視覚化

Profiler をスタンドアロンアプリとして起動できるようになりました。ツールを Unity 外の別個のプロセスに移動することで、エディターをプロファイリングするときのパフォーマンスのオーバーヘッドが削減され、よりクリーンなプロファイルデータが作成されます。

Unity がどのようにして Profiler のフローイベント機能を介してスレッド全体にわたってジョブをスケジューリングするかをお確かめください。これにより、マルチスレッドコードで実行のメインスレッド内のコードがジョブの完了を待機しているタイミングを検出できます。この視覚化によりイベントマーカーとフロー行が追加され、システム、ジョブ、スレッド間の関係を明らかにするのを支援します。これらの依存関係を手動で検索する必要がなくなることで、時間を節約できます。

検証済み IDE パッケージとして Visual Studio を追加
検証済み IDE パッケージとして Visual Studio を追加

このリリースにより Visual Studio の統合がパッケージとなりました。今後はビルトインサポートの開発は行いません。また、このパッケージには新機能のほか、Visual Studio の起動の高速化などの機能改善も盛り込まれています。

これは、昨年から開始した、Visual Studio CodeJetBrains Rider を始めとする統合開発環境(IDE)とコードエディターのコアからパッケージへの移行の取り組みに続くものです。

さらに、JetBrains Rider IDE の検証済みパッケージには、コードカバレッジのサポートやユーザー体験の改善などの更新が加えられています。また、Visual Studio Code IDE の検証済みパッケージでは、IntelliSense 用の csproj ファイルをインクリメンタルに生成できるようになったほか、インストールの自動検出などの更新が加えられています。

新しい C# デバッグワークフロー
新しい C# デバッグワークフロー

新しい C# デバッグワークフローにより、デフォルトでリリースモードの C# コード最適化を使用してエディターを実行できるようになり、プロジェクトを再生モードで実行しているときのパフォーマンスを改善します。

プロジェクトをデバッグするには、再生モードに入る前にデバッグモードを有効にする必要があります。コード最適化のモードは、Unity エディターのステータスバーの右下にある「Debug」ボタンを選択することで、エディターを再起動することなく切り替えることができます。

ジェネリック型のフィールドを直接作成
ジェネリック型のフィールドを直接作成

ジェネリック型のフィールドをシリアライズするためのサポートを改善しました。以前は、あるジェネリック型(クラス MyClass<T> など)があり、その型を使用してフィールドを作成する場合、その非ジェネリックなサブクラス(クラス MyClassInt : MyClass<int> など)を定義する必要がありました。Unity ではこの制約を排除しました。これにより、ジェネリックサブクラスを宣言することなく、そのジェネリック型を直接使用できます。

Burst コンパイラー 1.3
Burst コンパイラー 1.3

Unity では Burst コンパイラーを開発ツールとして進化させており、ネイティブなデバッグ機能を追加しています。

Unity に付属しているネイティブなデバッガーを使用することで、コードにブレークポイントを設定したり、スキップしたり、ステップ実行したりできるようになりました。また、コールスタック、変数、自動化、スレッドを調査してナビゲートすることもできます。

Unity プログラマー向けツール
Profile Analyzer の改善とコードカバレッジ(プレビュー)

Profile Analyzer パッケージを使用すると、ユーザーは一連の Unity Profiler のフレームからフレームとマーカーのデータを同時に比較できます。2020.1 におけるこのパッケージに対する新しいアップデートにより、ツール全体のパフォーマンスと操作性が改善されています。これにはユーザーインターフェースの利便性の向上が含まれています。コードカバレッジは、コードのどの行をテストしているかを視覚化するのに役立ちます。

今すぐ Unity 2020.1 をダウンロード
今すぐ Unity 2020.1 をダウンロード

上記すべての機能その他に今すぐアクセス。