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上級クリエイター向け URP 入門(Unity 6 版)
Oct 17, 2024

このガイドは、経験豊富な Unity 開発者やテクニカルアーティストが Unity 6 のユニバーサルレンダーパイプライン(URP)を使った開発をできるだけ効率的に進められるように編まれたものです。
URPは、モバイル、XR、スタンドアロン型ハードウェア向けの 2D および 3D ゲームで使われる、Unity のデフォルトのレンダラーです。ビルトインレンダーパイプラインの後継として、Unity がサポートするすべてのプラットフォームで効率的に学習、カスタマイズ、拡張を行えるように設計されています。
Unity 6 では、ビルトインレンダーパイプラインと同じ機能を提供し、多くの領域でビルトインレンダーパイプラインの品質レベルとパフォーマンスを上回っています。
このガイドでは以下の領域について、エキスパートのガイダンスとベストプラクティスを収録しています。
- 新規プロジェクトに URP を設定したり、既存のビルトインレンダーパイプラインベースのプロジェクトを URP に変換したりする。
- URP の品質設定を行う。
- リアルタイムのグローバルイルミネーションや、昼と夜の照明をブレンドするライティングシナリオのためのアダプティブプローブボリューム(APV)などの新機能を含む、URP に用意されたすべてのツールを活用する。
- ライトで照らされたシーンに URP シェーダーを使用し、URP シェーダーとビルトインレンダーパイプラインのシェーダーの違いを理解する。
- カスタムシェーダー、インクルード、HLSL インクルードを使用する。
- ローカルボリュームの追加、コードによるポストプロセスの制御など、URP のポストプロセスフレームワークを使用する。 レンダリングレイヤーを使用する。
- レンダリングレイヤー
- 新しくリリースされた GPU Resident Drawer や GPU オクルージョンカリングなど、URP のツールを使ってさまざまなパフォーマンス最適化を適用する。
- Renderer Features とレンダーグラフシステムを使用して、レンダーパイプラインをカスタマイズする。
そのスケーラビリティ、カスタマイズ性、そして豊富な機能セットのおかげで、URP は、スタイル化されたビジュアルから物理ベースのレンダリングまで、あらゆるタイプのプロジェクトで自由に創造性を発揮することを可能にします。