
AR 開発者向けの高度なツールとワークフロー
Unity Mars は、開発プロセスをスピードアップし、AR アプリの構築に伴う特有のフラストレーションを軽減するのに役立ちます。テンプレートを活用していち早く制作に乗り出し、動的な環境やオブジェクトの制作に役立つツールを見つけましょう。ルールやプロキシにより平易な言葉によるオーサリングが可能になる一方で、Mars シミュレーションによりエディター内でテストを行うことができます。
Unity Mars を使用して AR 開発に乗り出す
Unity Mars を無料で試す
Unity Mars には 45 日間の無料トライアルが付属します。これは Unity Pro、Unity Enterprise、Unity Industrial Collection にも含まれています。
Unity Mars 101
こちらの Unity Learn のコースで Unity Mars について詳しく学びましょう。段階別のインストラクションを、UI をひととおり確認し、主な概念について学び、完全なプロジェクトを構築するのに役立てることができます。
Unity Mars フォーラムに参加する
質問をしてアドバイスをもらい、最近の開発動向について最新情報を入手しましょう。AR 開発者や Unity Mars のユーザーが集まる活発なコミュニティに参加しましょう。
Unity Mars の必須機能とそれらを補完するツールを確認して、制作をレベルアップさせましょう。

シミュレーションビュー
Unity Mars シミュレーションシステムが、開発プロセスのスピードアップを支援します。シミュレーションを使用すると、デバイスに展開する代わりにエディター内で AR アプリをテストできるので、イテレーションにかかる時間を削減できます。現実世界のスナップショットとしての役割を果たすプレハブまたは独自に定義した環境を使用して、AR コンテンツがサーフェスやその他のワールドデータとどのように対話する可能性があるかを確認しましょう。

Unity Mars と AR Foundation の連携
Unity の AR Foundation は、AR デバイスプロバイダーと Unity の間に抽象レイヤーを提供します。Unity Mars と AR Foundation を連携することで、ARCore、ARKit、HoloLens デバイスに展開することができます。AR Foundation のデータを Unity Mars のシミュレーション機能で使用することができます。AR 用のゲームを制作する Unity のセッションで、それらがどのように連携するかを学びましょう。

Unity Mars 1.4 の新機能を確認する
Unity Mars 1.4 では、メッシュ処理とプロジェクト検証という 2 つの新機能が追加されます。シミュレーションシステムが更新され、より使いやすくなりました。メッシュ処理により、オクルージョンと物理演算が改善されたことで、AR コンテンツの動作と見栄えが良くなります。プロジェクト検証ツールは、アプリが ARCore、ARkit、HoloLens デバイスにシームレスに展開されるよう、プラットフォームの設定を自動化します。シミュレーションビューの UX がオーバーホールされ、設定が簡略化されました。

Unity Mars と AR コンパニオンアプリ
AR コンパニオンアプリ(ARCA)では、モバイルデバイスで環境データをキャプチャして時間を節約できるほか、デバイス上での簡単な AR シーンオーサリングのためのツールを使用できます。クラウド同期を介してモバイルデバイスからローカルやリモートのデータ、ビデオ、写真、オブジェクトを Unity エディターに取り込みつつ、デバイス上でオーサリングを行うことで、シーンをモックアップし、プロトタイピングをスピードアップすることができます。
AR コンパニオンアプリからキャプチャしたデータを Mars で使用して、シミュレーションビューを作成する、オブジェクトをシーンに追加する、画像マーカーを作成することなどを行うことができます。Unity Mars をご利用のお客様は、10 GB のクラウドストレージをモバイルデバイスとエディター間でのデータの同期に利用することができます。
Unity Mars の入手方法
Unity Mars、Unity Pro、Unity Enterprise、Unity Industrial Collection をご利用のお客様は、Unity 2019 LTS 以降を使用している場合に Unity Mars をダウンロードしてインストールできます。
Unity Mars を使用するには、以下からインストーラーをダウンロードし、「Menu」>「Assets」>「Import Package」>「Custom Package」に移動して Unity プロジェクトに MARS_Installer.unitypackage をインポートします。

よくあるご質問
価格、サブスクリプション、トライアル
はい。Unity Mars を使用するには Unity エディターが必要です。Unity Mars はスタンドアロンの製品ではなく、Unity の全種類のライセンスで動作します。
Unity Mars は Unity Pro、Unity Enterprise、Unity Industrial Collection に含まれています。また、Unity Mars は Unity Personal Edition および Unity Plus で有料サブスクリプションとして利用できます。
Mars には、45 日間の無料トライアルが含まれます。無料トライアル期間終了後は、年間サブスクリプションで Mars にアクセスできます。お支払い方法は、月払い(50 ドル/月)か、年払い(600 ドル/年)からお選びいただけます。また、Unity Mars は Unity Pro、Unity Enterprise、Unity Industrial Collection にも含まれています。
いいえ。現時点では、フローティングライセンスはご利用いただけません。
スタンドアロンの Unity Mars のサブスクリプションは、id.unity.com >「My Account」>「My Seats」にアクセスして管理できます。
無料トライアルをキャンセルまたは自動更新をオフにするには、こちらに記載された手順に従って行ってください。
互換性
Unity Mars は、Unity エディターをベースに構築され、AR Foundation と連携して動作します。AR Foundation や他のカスタムデータプロバイダーからのデータを利用する追加レイヤーとして存在し、クリエイターがより合理化された直感的な方法で複数のプラットフォーム向けにビルドできるようにします。さらに読む。
Unity Mars は、iOS、Android、HoloLens に対応しています。
現在、Unity 2019.4 LTS 以降が Unity Mars に対応しています。
はい。スキャンしてモデル化した環境をインポートし、シミュレーション環境として使用できます。
スタートガイド
Unity Mars のドキュメントは、こちらにあります。
こちらの Unity Mars 専用フォーラムで、Unity のエンジニアリングチームや製品チーム、Unity Mars のユーザーとつながることができます。
はい。GitHub にある Unity Mars の 3 つのテンプレートにアクセスできます。
こちらのリーディングリストに、Unity Mars について取り上げている Unity のすべてのブログ記事をまとめました。
人気の機能
シミュレーションシステムにより、AR アプリ開発のテスト時間が短縮されます。このシステムの詳細と、ユーザーがこれを使用してコンテキストに適合する AR 体験を迅速に反復処理する方法について学習します。
ルールとは、AR のレイアウトや動作を平易な言葉で簡潔に記述するための UI ビューとメソッドのことです。ルールは、AR 体験を作成するための明確な出発点を提供します。詳細については、こちらのブログ記事をご覧ください。
AR コンパニオンアプリが、モバイルデバイスをオーサリングワークフローに組み込み、環境のキャプチャをスピードアップし、イテレーションにかかる時間を短縮することで、Unity Mars と AR 開発を強化します。AR コンパニオンアプリは、iOS App Store と Google Play からダウンロードできます。