Unity での 2D/3D ゲームの作成

2D/3D ビデオゲーム向けの完全なツールセット

Unity ゲームエンジンを使用することで、2D と 3D のコンテンツを別個に制作したり、同じプロジェクトに 2D と 3D の要素を使用したり、3D ゲームの 2D ビューを 2.5D でシミュレートしたりできます。主な違いは、シーン内で使用するオブジェクトの種類や使用しているカメラの種類にあります。

ホロウナイト、Made with Unity

2D ビデオゲームの特徴

2D ゲームでは、スプライトと呼ばれる平らなグラフィックスが使用され、三次元ジオメトリは使用されません。スプライトは画面上に平らな画像として描画され、透視投影を使わないカメラ(正投影カメラ)が使用されます。Unity で制作された 2D ゲームの例として、『Hollow Knight』(制作:Team Cherry)、『Children of Morta』(制作:Dead Mage Inc)、『Tiny Bubbles』(制作:Pine Street Codeworks)などが挙げられます。

Osiris:New Dawn、Made with Unity

3D ビデオゲームの特徴

3D ゲームの世界では通常、まとまったゲーム環境、キャラクター、ゲームの世界を構成するオブジェクトを表現するために、オブジェクトの表面にマテリアルやテクスチャをレンダリングする三次元のジオメトリを使用します。

3D ゲームでは、多くの場合、透視投影によってシーンがレンダリングされるため、カメラに近いオブジェクトほど画面上に大きく表示されます。近年 Unity で制作された 3D ゲームの例として、『Praey for the Gods』(制作:No Matter Studios)、『Osiris: New Dawn』(制作:Fenix Fire)、『Eastshade』(制作:Eastshade Studios)などが挙げられます。

Flipping Death、Made with Unity

2.5D - そう、2.5D もありますよ!

一部の 2D ゲームでは、環境やキャラクターに 3D ジオメトリが使用されてていても、ゲームプレイは二次元に制限されています。たとえば、カメラで横スクロールビューが表示されていても、プレイヤーが二次元方向にしか動けないゲームなどです。このようなゲームでは、3D 効果は機能のためというよりも、ビジュアル目的で使用されます。

3D ジオメトリと奥行き軸をシミュレートしているにもかかわらず、透視投影カメラではなく正投影カメラを使用するゲームも存在します。これは、ゲームを操作するプレイヤーが全体を見渡せるようにする一般的な手法であり、しばしばアイソメトリックビューと呼ばれています。

Children of Morta、Made with Unity

Unity で 2D/3D ゲームやインタラクティブコンテンツを制作

Unity を使用してあらゆる種類の 2D/3D ゲームやその他インタラクティブ体験を制作できます。Unity で新しいプロジェクトを開くと、2D と 3D のどちらかを選ぶことができますが、設定したモードにかかわらず、いつでも 2D/3D を切り替えることができます(詳細については、Unity の 2D/3D モード設定を参照してください)。 

最初に 2D/3D モードを選択すると、画像をテクスチャとスプライトのどちらの形式でインポートするか、カメラを正投影と透視投影のどちらにするかなど、Unity の一部の設定が決まります。

3D 開発のためのすべての機能のほか、Unity にはスプライトエディター、2D 物理演算、レンダラーまたはスプライトマスク、四角形、六角形、等角タイルを作成するためのタイルマップエディターなどのワールド構築ツール、ボーンベースのアニメーション、2D ライトやシェーダーを簡単に作成できる、2D ゲーム制作のための包括的な機能セットを用意しています。詳細については、こちらを参照してください。 

Unity アセットストアには膨大な数の 2D/3D アセットと生産性を高めるためのツールが用意されています。

アセットストア内の 2D アセット

アセットストア内の 3D アセット

制作を 2D モードと 3D モードのどちらで行えばよいかよくわからなくても、Unity なら使用中に 2 つのモードをいつでも気軽に切り替えられます。他の Unity クリエイターの 2D/3D プロジェクトの開発に関する意見は、Unity のウェブサイトのコミュニティのセクション、ブログフォーラムで確認できます。また、制作を始めるのにコーディングは不要です。コーディング経験なしでゲームを制作する方法に関する Unity のガイドを参照してください。

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