
Cinemachine のインストール
Unity Package Manager(トップメニューの「Window > Package Manager」)で「Cinemachine for installation」を選択します。このパッケージが表示されていない場合は、リストの上にあるドロップダウンメニューで「All packages」を選択します。
Cinemachine は無料で、すべてのプロジェクトで利用できます。インストール済みの場合は、最新バージョンにアップデートすることもできます。

Harold Halibut by Slow Bros
ゲーム用に
Cinemachine を使用するとゲーム開発をスピードアップできます。チームは高価なカメラロジック開発が不要になり、プレイモードでの設定を保ったままで、新しいアイデアをその場でイテレーションおよびプロトタイピングできます。一人称視点のシューティングゲームから追従カメラに、2D から 3D に、リアルタイムプレイからカットシーンに、Cinemachine のカメラモジュールは年を追うごとに完成度を高めてきました。
基本的な操作
コンポーザー
被写体がスクリーン空間のどの位置にいても自動的に回転して捉えるようにカメラを設定します。コンポーザーを使用すると、追従遅延、幅/高さの減衰、およびモーション先取りのコントロールによるリアルタイムのプロシージャル構成で、プロ並みにフレーミングを調整できます。
トランスポーザー
さまざまなオプションや挙動を使用して、オブジェクトにカメラをアタッチするか、オブジェクトに追従するように設定します。カメラをオブジェクトにどのように追従させるかをセットアップすると、さまざまな条件の下でそのとおりに動作します。
フリールックカメラ
業界で実績のある高度な軌道カメラのリグを使用して、軌道速度、形状、再センタリング、減衰、入力タイプなどの数々の コントロールで、三人称視点のアドベンチャーゲームの軌道カメラを簡単に制御できます。複数のフリールックカメラをゲームイベントに応じてブレンドして、素晴らしいコントロールを得ることができます。
Cinemachine for 2D
Cinemachine では、正投影レンダリングや 2D フレーミングなどのいくつかの 2D 特有の機能がサポートされていて、それを使用してオブジェクトを構成、追跡、および追従できます。2D カメラの機能は強力ですが、セットアップは驚くほど簡単です。
ターゲットグループ
オブジェクトのグループを簡単にターゲット設定して、グループ内の各オブジェクトの ウェイトと影響を調整できます。ターゲットグループを使用すると、複数の被写体の挙動に基づいて FOV やカメラの位置をダイナミックに調整できます。
カスタムブレンド
2 つのカメラをどのようにブレンドするかを指定します。洗練されたブレンドが望ましいステートマシンタイプのセットアップに便利です。これはアセットであるため、レベルごとにカスタムカメラブレンドのセットアップを作成できます。
高度なコントロール
インパルス
Impulse モジュールでは、完全なカメラ手ぶれ補正システムが提供されます。Impulse のソースをオブジェクトにセットアップすると、手動またはプロシージャルに生成できる 6 次元のぶれの大きさと距離に基づいてカメラが適切に反応します。
ミキサー
最大 8 台のバーチャルカメラ間でミキシングしてショットをカスタマイズし、Timeline またはコードを使用してミキシングを手動で制御します。ミキサーは非常に多用途のシステムであり、複数のカメラ属性を組み合わせて、さまざまな条件の下で完璧なショットを作成できます。
コライダー
Cinemachine のカメラに対して壁やオブジェクトの回避を、コードを書かずに簡単に制御および自動化できます。コライダーでは、カメラがワールド内の物体に巻き込まれないようにするための複数の方法が提供されています。
コンファイナ
カメラに対して、特定のボリュームやエリアから離れないように自動的に回避する、インテリアの境界を定義します。これは、コライダーより少ないオーバーヘッドで行われます。
ノイズ
キーフレームやプリセット手動コントロールを使用せずに、手ぶれモーションや他のタイプの揺れをカメラに簡単に追加できます。Cinemachine の多層パーリンノイズシステムにはビジュアルグラフ表示もあるため、起きていることをありのままに確認できます。
優先順位
大規模なステートマシンセットアップで、どのシナリオでも最も望ましいカメラが動作するように、カメラの優先順位を簡単に制御できます。
分割画面とピクチャインピクチャ
ピクチャインピクチャ、分割画面、または 4 分割画面を許可するように、Cinemachine の複数の「ブレイン」を簡単に設定できます。Cinemachine のカメラの一部またはすべてのカメラを「ブレイン」に割り当てます。1 つの画面を分割画面にブレンドすることも戻すこともできます。
追従ズーム
キャラクターの位置が可変であるようなシナリオで被写体をスクリーン上で常時自動的に適正なサイズになるようにします。どのような条件でも被写体が望ましいスクリーンサイズになるように、カメラはズームがダイナミックに設定されます。インタラクティブな会話のシーンに最適です。
ポストプロセッシングスタックの統合
Cinemachine の各カメラに対してカスタムの外観を作成し、カメラ間でブレンドします。Cinemachine ではポストプロセッシングプロファイルがサポートされていて、カメラの挙動に連動してそれらの設定がカットまたはブレンドされます。
クリアショット
常に良好なショットにカットされます。キャラクターまたは被写体の間で何かがある場合、クリアショットではショットの評価に基づいて最適なカメラが選択されます。可変シナリオの再生やカットシーンに最適の機能です。
強力な機能
分割画面とピクチャインピクチャ
ピクチャインピクチャ、分割画面、または 4 分割画面を許可するように、Cinemachine の複数の「ブレイン」を簡単に設定できます。Cinemachine のカメラの一部またはすべてのカメラを「ブレイン」に割り当てます。1 つの画面を分割画面にブレンドすることも戻すこともできます。
追従ズーム
キャラクターの位置が可変であるようなシナリオで被写体をスクリーン上で常時自動的に適正なサイズになるようにします。どのような条件でも被写体が望ましいスクリーンサイズになるように、カメラはズームがダイナミックに設定されます。インタラクティブな会話のシーンに最適です。
ポストプロセッシングスタックの統合
Cinemachine の各カメラに対してカスタムの外観を作成し、カメラ間でブレンドします。Cinemachine ではポストプロセッシングプロファイルがサポートされていて、カメラの挙動に連動してそれらの設定がカットまたはブレンドされます。
クリアショット
常に良好なショットにカットされます。キャラクターまたは被写体の間で何かがある場合、クリアショットではショットの評価に基づいて最適なカメラが選択されます。可変シナリオの再生やカットシーンに最適の機能です。
映画にもゲームにも
Cinemachine はユーザーのバーチャル DP であり、対象とフォーカスが分かっています。ドリー、追跡、ぶれ、PostFX をリアルタイムで試してみてください。プロシージャルであるため、変更するだけで動作します。レイアウトの後にアニメーションを変更しても問題ありません。Cinemachine は、ユーザーがショットがどのようになることを望んでいるかを把握していて、パフォーマンスが変化している場合でも、ダイナミックに調整します。 映画撮影術の分野での変革に対して Cinemachine がエミー賞を受賞。
CG レイアウトに改革をもたらす強力な機能
コンポーザー
カメラは、カメラオペレーターと同じように、構成コントロール付きのアクションを自動的に構成します。レイアウトをいくつもセットアップし、アニメーションを自由に変更しても、ショットは機能するという素晴らしい環境が実現します。コンポーザーは、プリプロダクションとレイアウトのプロセスを変革します。
トランスポーザー
カメラは、カメラオペレーターと同じように、アクションに自動的に追従します。トランスポーザーには、カメラがさまざまな形でアクションに追従するための数え切れないほどのコントロールがあります。ショットをセットアップするだけで、パフォーマンスを変更してもそのままショットは機能します。
ポストプロセッシング
ポストプロセッシング、カラーグレーディング、レンズエミュレーション、被写界深度などが各ショットで使用でききます。編集を変更すると、それに合わせてカラーグレーディングが変化します。Timeline でのショットのブレンドやそれ以外のすべてのブレンドも同様です。強力かつ非常に高速な作業スタイルの誕生です。
ショットブレンダー
Timeline では、Cinemachine のクリップをブレンドしてアニメーションを作成できます。ショットシーケンスをセットアップし、目的の期間でそれらをブレンドすると、数秒で滑らかなカメラモーションが動きだします。
追従ズーム
キャラクターの位置が可変であるようなシナリオで被写体をスクリーン上で常時自動的に適正なサイズになるようにします。どのような条件でも被写体が望ましいスクリーンサイズになるように、カメラはズームがダイナミックに設定されます。インタラクティブな会話のシーンに最適です。
レンズパック
Cinemachine のレンズパックを使用すると、お気に入りのレンズのリストをドロップダウンメニューの選択項目として設定できます。焦点距離をプリセットキットに限定することで、プロジェクトに映画のセットのような一貫性を加えることができます。

入門用にチュートリアルビデオをご用意しました。
Cinemachine では、ターゲット設定、トランスポーズ、グループ化、ノイズ、ポストプロセッシング統合、分割画面、ミキシング、ブレンドなど、強力な機能が豊富に提供されています。実践的な一連のチュートリアルビデオから始めてください。
画像:『Pine by Twirlbound』

ヒントと裏ワザ – 『Fruit Bump』
このブログ記事では、2D ゲームで Cinemachine を最大限に活用するためのヒントをいくつか紹介し、Cinemachine を使用することで開発を大幅にスピードアップできることについて説明しています。

Cinemachine と Timeline
Cinemachine は、ダイナミックで美しいショットを誰でもプロジェクトに追加できるように構築されました。ゲームと映画の両方で Timeline と連携して機能します。
Unity 、テクノロジー&エンジニアリング・エミー賞を初受賞
放送レベル品質のショートフィルム『Baymax Dreams』での Unity と Disney Television Animation とのコラボレーションで、Unity は、テレビ視聴に大きく影響を与えたエンジニアリング創造性の優秀さが認められ、テクノロジー&エンジニアリング・エミー®賞を受賞しました。