皆さんと協力してイノベーションを形作る
TECH ストリームリリースなら、新しい機能やツールをいち早く試し、フィードバックを通じて Unity が開発を進めている機能やサービスを形にするのに関与することができます。TECH ストリームは年に 2 回公開され、次のリリースまでサポートされ、発見やプロトタイピングの段階にあるプロジェクトに新機能を採用する準備を整えるのに役立ちます。

最新の機能やワークフローの強化をご覧ください。

生産性の強化
ワークフローをスピードアップするよう改善が加えられたことで、Unity エディターで効率的に制作できるようになります。チームの独立性を重視することで、イテレーションにかかる時間が短縮され、時間の節約につながります。再生モードに入るまでの時間やファイルのインポートにかかる時間の短縮、必要なものを探すのを支援するビジュアル検索クエリ、パッケージマネージャーでの複数選択は、大きな違いを生み出す数多くの改善点のほんの一部です。
2D クリエイター向けとしては、基盤、インポート、アニメーション、物理演算をスピードアップすることに取り組んできています。スプライトアトラス v2、2D PSD インポーターでの拡張子が PSD のファイルとレイヤー管理のサポート、2D 物理演算用のドロネーテッセレーションを追加しました。スプライトスワップ機能には、合理化されたキーフレームとアニメーションのプレビューを追加しました。

高い拡張性を備えたエディター
エディターをカスタマイズし、チームが効率的なエンジン内ワークフローを使用できるようにします。UI ツールキットは、エディターとランタイム UI 用の統一されたソリューションとなる過程にあります。2022.1 では、UI ウィジェットの数を増やすことや、複数列に対応するツリービュー、ベクター描画 API、プロパティードロワーやプロパティー属性により、ツール開発者のユーザビリティを向上させることに取り組みます。
スプラインオーサリングフレームワークが利用できるようになり、編集モードで機能します。また、プログラマーは、ツールやカスタムコンポーネントを開発することで機能を拡張し、さらにチームの力になることができます。
マテリアル API が全マテリアルプロパティーに拡張されることで、キーワードの状態、HDRP の拡散プロファイル、IES ライトに対応し、マテリアルの手続き型での使用を強化します。また、Unity ファイルシステム用の新しい API を追加しました。これにより、アセットバンドルの可視化と分析のためのツールを制作できるようになります。

スケーラブルなマテリアルワークフロー
より高速になったマテリアルワークフローにより、生産性を高めましょう。あらゆるレンダリングパイプラインのマテリアルオーサリングを迅速かつ効率的にスケールします。
マテリアルバリアントは、連携して機能する強力なワークフローにより、大量のアセットを管理する際のイテレーションサイクルを減らし、コラボレーションを強化します。この新しい機能はユニバーサルレンダーパイプライン(URP)とHD レンダーパイプライン(HDRP)の両方に対応し、子が共通のプロパティーを親マテリアルと共有し、異なるプロパティーのみをオーバーライドできる、マテリアルの階層を作成できます。

パフォーマンスに関する詳細なインサイト
プロジェクトに対してプロファイリングを実行し、パフォーマンスに微調整を加えて、プレイヤー体験を改善します。プロファイリングツールとパフォーマンスツールによりプロジェクトをレベルアップさせること。これこそ Unity が 2022 にて重点的に取り組んでいる部分です。
GPU と CPU のフレームの計時データとタイムスタンプを細かいレベルでキャプチャしてアクセスできるように、フレームタイミングマネージャーを利用できるようにします。フレームタイミングマネージャーはエディターから使用可能で、プロジェクト内のパフォーマンスのボトルネックをターゲットにして調整を加えることができます。プラットフォームは問いません。
さらに、すべてのスクリプタブルレンダーパイプラインのエディター内と再生モードの両方のレンダリングデバッガーに、フレーム統計プロファイラーを追加しました。

プラットフォームの最適化
Unity のプラットフォームサポートにより、プレイヤーがどこでゲームをプレイしていても、高い安定性とパフォーマンスが保証されます。フレームタイミングマネージャーがエディター内で使用できるようになったことで、ターゲットプラットフォームに関係なく、プロジェクト内のパフォーマンスのボトルネックをターゲットに指定して調整を加えることができます。ARM が提供する System Metrics Mali パッケージを介してローレベルのデータにアクセスすることで制作した Android ゲームのパフォーマンスを解析し、Samsung デバイス上のゲームにはビジュアルスクリプティングのサポートが備わった Adaptive Performance 4.0 を利用できるようになりました。
最新のインクリメンタルプレイヤービルドプロセスにより、iOS や Xbox 用のゲーム開発のイテレーションにかかる時間を短縮します。レイトラッチングとモーションベクトルにより VR ゲームのパフォーマンスを最大限にまで高め、Vulkan を使用しているゲームのグラフィックスのパフォーマンスを改善しました。
リソース
Unity の新しい技術デモ『Enemies』でレベルを上げる
『Enemies』は、あらゆるチームが創造性を発揮し、描いたビジョンを完璧に形にして、見る人を引きつけるハイエンドのコンテンツの制作を可能にする、Unity プラットフォームの力と機能を紹介します。
よくあるご質問
制作中またはローンチ間近の場合は、最新の LTS リリースをお勧めします。プロジェクトで Unity の最新の機能を使用したい方や、制作を始めたばかりの方には、TECH ストリームをお勧めします。
各リリースの詳細については、こちらで確認してください。
このリリースは、次のプロジェクトに向けて最先端のテクノロジーを学ぶために、開発中の機能に挑戦することを重視するクリエイター向けのリリースです。このバージョンは主に、開発のプリプロダクションフェーズ、発見フェーズ、プロトタイピングフェーズでの使用が推奨されますが、プロダクション段階にあるプロジェクトでも使用できます。各年のサイクルの 2 番目の TECH ストリームは、次の長期サポートリリースの基盤になります。
各リリースの詳細については、こちらで確認してください。
次の TECH ストリームリリースが正式に公開されるまで、現在の TECH ストリームリリースに対する更新やバグ修正を週 1 回の頻度で追加します。TECH ストリームのメジャーリリースは年に 2 回公開しています。
LTS リリースは Unity のデフォルトのバージョンであり、開発のプリプロダクションフェーズを経て、制作を特定のバージョンの Unity に固定しようとしているクリエイターに主に推奨されます。
各リリースの詳細については、こちらで確認してください。
ワークフローについて質問や意見がある方は、Unity フォーラムの関連セクションにアクセスしてください。Unity 2022.1 で問題が発生した場合は、その問題が既知の問題であるか、初めて発生した問題であるかを課題トラッカーでご確認ください。探しているものが見つからない場合は、Unity エディターで「Help」 > 「Report a Bug」に移動します。また、プログラムフォルダーのエディターの横にバグ報告アプリがインストールされています。
アルファ版とベータ版は全ユーザーにご利用いただけます。サインアップは不要です。利用を開始するには、Unity Hub からダウンロードしてください。これらの早い段階のリリースでは機能の安定性に問題がある可能性があるため、制作中のプロジェクトでの利用はお勧めしません。アルファ版またはベータ版でプロジェクトを開く前に、プロジェクトのバックアップを取っておかれることを強くお勧めします。
Unity のプラットフォームのロードマップポータルにてロードマップの詳細を確認し、フィードバックを製品チームに直接お伝えください。