
Unity と visionOS
混合現実(MR)、Unity エディター、visionOS プラットフォームの組み合わせをいち早く披露しましょう。あらゆる業界の開発者が、Unity の新しい PolySpatial テクノロジーと Apple Vision Pro 上の Shared Space 内の他のアプリケーションを併用して、次世代の魅力的な空間体験を制作できます。
Apple Vision Pro により明らかになるユースケース
営業体験とマーケティング体験
産業分野のお客様は Apple Vision Pro と Unity を活用して、周囲の環境と一体化するリアルな空間 3D 内で、あらゆる製品に場所を問わずアクセスして可視化できます。没入感の高い次世代のイベント体験、製品コンフィギュレーター、宣伝動画などを作成しましょう。
コネクテッドデジタルツイン
Apple Vision Pro は実在のアセットと仮想アセットの間のギャップを埋め、2D や 3D、空間の間の遷移をスピードアップします。物理アセットの仮想コピーによりレビューが簡単になり、エンジニアリング、プロセスシミュレーション、オペレーショナルツインの可視化と設計を改善できます。
リモートワークとコラボレーション
Apple Vision Pro を活用して、職場や現場、リモートで働く人の間で専門知識を効率的に共有できます。FaceTime に対応し、Apple のエコシステムに統合されていることで、ユーザーは慣れ親しんだツールを使用して、データとアプリケーションを空間にすぐに取り込むことができます。
トレーニングと教育
対話型のコンテンツにより、トレーニングにかかるコストを削減しつつ知識の定着を促進し、安全性を高めることで、あらゆる場所で作業員のエンゲージメントを高めます。Apple Vision Pro のパススルーを活用することで、物理シミュレーターとデジタルコンテンツをより効果的に連携させることができます。
制作できるもの
Apple Vision Pro でアプリケーションを実行する方法は 3 つあります。Unity を使って visionOS プラットフォーム上の空間体験を作成する方法は、以下のとおりです。
- 既存の仮想現実(VR)体験を移植する、または完全没入型の VR 体験を新しく制作し、プレイヤーの周囲を独自の環境に置き換える
- コンテンツをパススルーと組み合わせて、デジタルコンテンツと現実世界を融合させた没入型体験を作成する
- Shared Space を使用し、パススルー内で複数の没入型アプリケーションを並行して実行する

Unity の visionOS 向けベータ版は参加者に向けて徐々に提供されていきますが、その間、皆さんのプロジェクトをこの新しいプラットフォームに対応させる準備として、いくつかの重要なステップがあります。
セッショントークを見る
Unity の WWDC セッショントークで、Apple Vision Pro に対する Unity のサポートと、Unity の PolySpatial テクノロジーについて詳しく学びましょう。
プロジェクトをアップグレードする
Unity Hub を通じて Unity 2022.3 LTS(2022.3.5f1 以上)をインストールし、既存のプロジェクトを最新バージョンの Unity にアップグレードしてください。Unity Industry をお持ちの方は、オンボーディングガイドに従って最新のソフトウェアを入手してください。
Unity XR ツールの詳細を見る
Unity XR ツールの使い方を覚えましょう。
- AR Foundation – 現実世界とデジタルコンテンツを組み合わせるために使用します
- XR Interaction Toolkit – 入力とインタラクションを実装するために使用します
visionOS に対応させる
プロジェクトを visionOS に対応させるよう準備しましょう。
- パフォーマンスの最適化や visionOS プラットフォームの機能(中心窩レンダリングなど)を活用するために、ユニバーサルレンダーパイプライン(URP)を使用(またはアップグレード)してください。
- コントローラーベースのインタラクションをハンドベースのインタラクションに変換してください。
- Unity Input System を使用してください。
- シェーダーをシェーダーグラフに移行するか、スタンダードシェーダーを使用してください。
ウィンドウアプリケーションを作成する
Unity 2022.3.5f1 以上を使用して、ウィンドウアプリケーションを移植または作成してみましょう。