ProBuilder

Unity エディターなら迅速にレベルデザイン、プロトタイプ、テストプレイを行えます。

Unity エディターでのワールド構築

Unity に統合された ProBuilder は、3D モデリングツールとレベルデザインツールをユニークな形で組み合わせたハイブリッドツールです。シンプルなジオメトリの作成に最適化されているツールですが、細かな編集や UV 展開を行うこともできます。

ProBuilder を使用すると、構造物や複雑な地形、車両、武器などのプロトタイピングを短時間で行うことができます。また衝突ジオメトリやトリガーゾーン、ナビメッシュのカスタム作成も可能です。

また、デジタルコンテンツ制作ツール(Maya など)とシームレスに行き来できる機能を利用して、お気に入りのツールでディテールをさらに作り込みモデルに磨きをかけることもできます。

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ProBuilder ゲームの例

『SUPERHOT』、『Tacoma』、『Tunic』、『Manifold Garden』、『Super Lucky’s Tale』、『DESYNC』など、Unity で制作された数多くのゲームで ProBuilder によるモデリングとレベルデザインが利用されています。

主な機能
押し出しと差し込み

面やオープンエッジを選択し、Shift を押しながら移動、回転、拡大/縮小すると、押し出しや差し込みを行えます。オブジェクトをあらゆる形に成形することが可能です。

一度に複数の面やエッジを押し出すこともできます。選択したオブジェクトのすべての面の法線を反転させることができます。これは、モデルの外側の形状を内部空間に変換するときに特に便利です。Mirror アクションを使用すると、まったく同じコピーや対称形のアイテムを作成できます。片側を作成してからミラーリングして、両側を結合すれば、完全に対称な形になります。

汎用的なポリシェイプ

ポリシェイプは作成後、制御点やその他の設定をどの段階でも編集できます。

シーンビューで、クリックして制御点を追加していきます。そうすると、メッシュの外側の境界が形成されます。制御点の配置が終わったら、Enter キーを押して形状を確定します。最初の作成ステップを終えた後でも、ポリシェイプは変更が可能です。クリックしてドラッグすることで既存の制御点を移動したり、新しい制御点を追加または削除したりできるほか、法線を反転させることもできます。

動的ユーザーインターフェース

必要に応じてツールバーをカスタマイズしたり、現在の編集モードや選択中の要素に合わせて、「スマートツールバー」である ProBuilder ウィンドウを利用したりできます。

デフォルト設定やショートカットキーの変更、ツールバーのサイズ変更、テキストモードとアイコンモード間の切り替えを行うことができます。アイコンやテキストコンテンツは、ProBuilder ウィンドウの大きさに合わせて最適な形で配置されます。

ツールバーは、ツールをすぐに選べるように種類別に色分けされています。オレンジはツールパネル、青は選択ツール、緑はオブジェクトアクション、赤はジオメトリアクション(頂点、エッジ、面)を表します。

ほとんどの ProBuilder ウィンドウは、コンテキストメニューを使ってドッキング状態から浮かせた状態(またはその逆)に変更することができます。

シーン内 UV 制御

ProBuilder は、投影モード、UV 結合、シームコントロール、要素のピボットなど、手動での展開や詳細な制御を行うのに必要なものをすべて備えた UV エディターウィンドウを搭載しています。

ProBuilder のテクスチャマッピングを使うと、オブジェクトへのマテリアル(テクスチャ)の適用のほか、オブジェクトの UV のオフセット、回転、タイリングの調整を簡単に行えます。ProBuilder では、自動と手動のテクスチャリング方法を使用できます。

自動 UV:シンプルなテクスチャリング作業の場合はこの方法を使用します。特にアーキテクチャに関するアイテムやハードサーフェスのアイテムなどに適しています。タイリング、オフセット、回転などのコントロールを利用できます。ProBuilder は投影を自動的に処理し、作業者による更新内容を反映します。

手動 UV 編集:フル機能の UV エディターを使い、UV の展開と編集、UV テンプレートのレンダリング、UV の投影などを正確に行うことができます。

自動 UV と手動 UV は同じオブジェクトに対して組み合わせて使うこともできます。これは、モデルのある部分にタイリングテクスチャが必要なのに対して他の部分は展開されている場合に特に便利です。

プロシージャルシェイプ

シリンダーや階段などの編集可能な形状を新しく作成できます。各形状には固有のプロパティーがあり、そのプロパティーは作成前にカスタマイズすることが可能です。

たとえば、階段の形状では、ステップの高さ、カーブ、作成する要素などを選択できます。形状を選択したら、高さ、幅、奥行き、段数など、固有のパラメーターを設定します。作成できる形状には、円錐、アーチ、パイプ、階段、ドア、シリンダー、スプライトなど、多くのものがあります。

頂点カラーリング

個々の面にオーバーレイカラーをすぐに適用できます。また、頂点カラーリングは初期段階のマップテストやチームの担当領域の指定を行う場合に、特に便利です。

ProBuilder を利用すれば、頂点を使ってできることが広がります。たとえば、頂点間の距離にかかわらず、選択したすべての頂点を 1 つの点にまとめたり、設定した距離内で頂点を結合したりできるほか、選択した頂点を結ぶ新しいエッジを作成したり、1 つの頂点を別々の頂点に分割し、それぞれを独立して動かせるようにしたりできます。

ProBuilder を使ってみましょう

ProBuilder を入手する

ProBuilder は Unity 2020 LTS 以降に対応しており、パッケージマネージャーから入手できます。

ドキュメント

ドキュメントを参照して、チュートリアルを確認してください。 

その他のワールド構築用ツール

Polybrush をぜひご確認ください。

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